一位の木
神社の神主が祝詞をあげるときに使用している
笏(しゃく)はすべて
この
一位の木である。
<一位の由来>
「一位」とは聖徳太子が推古天皇時代に定めた、朝廷官人の序列を示す位階のうち
最高位つまり正一位のことである。
仁徳天皇時代に正一位の貴人が持つ笏(しゃく)を一位で作らせたので、それから
この木をイチイと呼ぶようになったと言われている。古くから尊い木とされ御神体や
仏像、表札の最高級品として彫刻されている。神主の笏(しゃく)に使用されている。
また、皇族家の植樹の際にはこの一位の木の御手植えをされるのが多い。
樹齢500年
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一位の木の実
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神職と笏(しゃく)
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一位の木と赤い実
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