御家庭の幸せを願う印鑑『吉相印』

　　　　私たちは医師の診断にはわりと従順です。　「これこれの病気です」と言われる と、素直にそれを信じてしまいます。　診断が悪い場合でも同じです。　余命三カ月 と言われると、本当に三カ月の命だと思ってしまいます。 　小児麻痺にかかり、医師から見放された息子を持つ母親が、医師の見立てを信じ ることを拒否しました。　母親は「神の治癒力が息子を癒すのだ」と信じたのです。 　医師の話では、かりに生き長らえたとしても、生涯椅子の生活を強いられ、障害が 残るということでした。　母親は懸命に神に祈りを捧げ続けました。 　疲れてうとうとしているとき、母親は夢を見ました。　夢の中の息子は、楽しそうに 庭を走り回っていました。　翌日、医師から連絡が入りました。 　「奇跡が起きたようです。　息子さんは意識を取り戻しました。　あなたに来てほし 　　いそうです。　すぐにいらしてください」 　それから母親は献身的看護を続け、六週間後には退院し、一年後には自分が夢 で見たのとそっくりの姿で庭で遊んでいる息子を見ることができたのです。　母親の 強い愛の力が、医学的に見てほとんど絶望的な状況を覆してしまったのです。 　医師の判断に忠実なのはよいことですが、今の医学はすべてを知っているわけで はありません。　医師が見放した病人が奇跡的な回復をとげることがしばしばありま すが、潜在意識に強い刻印がなされると、自然治癒力が驚異的に高まることが知ら れています。 　マーフィー博士は「あなたは自分の決心次第で、生きることも死ぬことさえもでき る」と言っています。　病気は体の機能を損なうことからおきますが、原因の原因ま で遡っていくと、本人の心が病気をつくっていることがほとんどだそうです。 　病気をつくることができるのですから、病気を治すこともできるはずです。 　ガンになるのではないかと心配することは、ガンを実際につくるのと変わりはない と言います。　医者を過信するよりも、自分のしっかりした健康観を確立し、潜在意 識に委ねるのが一番です。