潜在意識がある考えをいったん受け入れると、それを実行し始めます。
よく考えればよい方向へ働き、悪く考えれば悪いほうへ働くのが潜在意識の法則
ですから、私たちはつねに物事をよい方向からとらえたほうがいい。 若さと美容、
健康のイメージも当然よい考え方をしたほうがよいわけです。
たとえば「もう年だから仕方がないわ」と言えば、体はそのような方向へと変化し
ていく。 「まだまだ若いじゃない」と言えば、老化にブレーキがかかる、と考えて
差支えないのです。
それから、こういうイメージ作戟を実行する場合に注意しなければならないことが
あります。 それは潜在意識の働きは全体的なものですから、矛盾した考え方をし
ていると、少しも効果が上がらないことです。
たとえば若くありたいと願いながら、それに反するような考えをどこかですると、
潜在意識は機能不全を起こしてしまいます。 一番よいのは、たとえば「自分は健
康に生きられるようにつくられており、その機能は完全に働いている」というトータ
ルな想念をつねに抱き続けることです。
健康や若さを保つために潜在意識を活用するには、あまり細部にこだわらないほ
うがよいようです。
たとえば、顔にできた小じわを「大変だー」と大げさに気にすることは似たような
ことを体中で引き起こす可能性があります。 これは「やせたい、やせたい」と思う
人が拒食症の罠にはまるのといっしょです。
では、小じわができたらどうするか。小じわのことはしばらく忘れて、肌によい食
品を多めにとるとか、便通をよくするとか、注意をそこからそらした形で、プラスに
なる行動を始めることです。
小じわばかり見つめて「どうしよう、どうしよう」とやっていると、別の箇所にも
見つけてしまう。 「ワア、どうしよう」と騒いでいると、ますます事態は悪いほう
へと向かっていくことになります。
では、最良の小じわ対策は何か。 マーフィー博士は言います。 「年をとったと
言わないことです」。 これを守ってください。
マーフィー 運がよくなる魔法の練習帳 マーフィー理論研究会 編著