御家庭の幸せを願う印鑑『吉相印』

　　８４.あなたの心のファインダーは
　��楽しい現実″をとらえていますか？

　　潜在意識の働きをわかりやすく説明するたとえとして、よくカメラが使われます。 　想像はちょうど写真のネガ、現実はそれを焼きつけたポジと考えるのです。　自分 の心のファインダーを覗いたものがネガとなります。 　もしこのネガによくないものが写っていたり、ピントが合っていなかったりしたら どうでしょうか。　現実もその通りの写真が焼きつけられてしまいます。　想像と現実 の関係もこれと同じなのです。 　よい想像をすれば、よいネガがつくられ、悪い想像をすれば悪いネガがつくられま す。　写真というものはネガが悪かったら、後でどんなに技術的工夫をこらしてもよ いものにはなりません。　ですから悪い想像を心に描いてはいけないのです。 　ある若い女性は恋人から捨てられるのではないかと、そればかり心配していまし た。　実際にそのような兆候があったわけではありません。　にも関わらず、彼女は 心の片隅でいつもそのことばかり想像していたのです。 　すると、相手は彼女が自分と別れたがっていると思うようになりました。　表立った 理由はありません。　ただ何となくそう思うようになって、彼女のためにと自分のほう から「別れ話」を持ち出したのでした。 　彼女はずっと悪い想像を描き続けて、ついにそのネガを現像してしまったことにな ります。　このように恐れを抱き続けていると、それは必ず現実になって姿を現す のです。 　「私はそんなことは望んでいない」と言ってもダメです。　よいことであれ、悪いこと であれ、心に強く思ったことのほうが優先して現実化するからです。 　自分の心の中にあることが、現実になるならば、つねによいことを考えているほう が人生を楽しめることはおわかりになるはずです。　否定的な考え方や悪い想像は 自分がそれを望むのでない限りは、さっさと捨て去るべきです。 　否定的な考え方や悪い想像を捨てられないのは、予測をするからです。　自分の 近未来を誰もが予測して生きています。　予測はあくまで予測ですから、どうぞよ い人生、輝いている人生を予測し、それを現実のものにしてください。