誰でも失恋すると、大きなショックを受けます。 けれども、マーフィー理論で考えて
みるならば、失恋といえども、前向きな姿勢で受けとめ、肯定的に考えることが大切
です。 たしかに失恋はつらいし、人によっては心に深い傷を残してしまいます。 しかし、
そのつらさには、失ったものほど人は愛着を感じ、未練を残すという人間の習性が
関わっていることを思い起こすべきなのです。 つまり、失ったからこそ、その恋は
「失いたくないもの」に感じられるのです。
誰も失恋は望みません。 けれど、その「望まない」という意識は、あくまでも自分の
顕在意識にしかすぎないのです。 失恋という結果が起きたのなら、「あるいはそれを
自分の潜在意識は望んでいたかも知れない」と考えることも必要です。
実際にそういうことはあります。 もし、そうだとしたら、「失恋の痛手」をいつまでも
抱き続けることは、あなた自身の本当(潜在潜在)の心に逆らうことでもあり、決して
プラスにはならないでしょう。 むしろ、「自分がそう望んだ」と積極的に思うべきなの
です。
そして、もっと自分にプラスになる材料を探してみることです。 多くの人がするのは、
「忘れよう」とすることです。ですが、それは賢明な方法ではありません。 なぜなら、
顕在意識は忘れようとすることほど思い出させるからです。
今必要なのは、出てしまった結論を受け入れ、心の整理をすることです。 そのため
には、その失った恋にどんな価値があったかを考えてみてください。
もし、非常に価値のある恋であったのならば、それを経験することによって、自分も
一回り大きく成長できたのだと考え、その恋に感謝することです。 何の価値もない恋
だったのならば、それを失ってよかったのだと解釈できます。 いずれにしても、肯定
的に考えることが大切なのであり、間違っても相手を恨んだり、憎んだりしてはなりま
せん。 恨みや憎しみの毒素は、自分に一番害を与えるからです。 マーフィー博士
は手ひどい失恋をした人が、前の恋を上回る素晴らしい恋人を得た実例をたくさん紹
介しています。 つまり、失恋したことのない人よりも、失恋した人のほうが、より実り
ある恋ができるということです。
マーフィー 運がよくなる魔法の練習帳マーフィー理論研究会編著>
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