32. 他人への祝福の言葉〃は100%自分に返ってくる!
嫉妬はあなたの潜在意識にマイナスに作用します。嫉妬する代わりに
祝福すれば、あなたも確実に繁栄します。
最近は実力主義、成果主義が増えてきたので、同じキャリ アでも
成績によって昇進や給料が違ってくることも珍しくありません。 でも
後輩に抜かれてしまったようなとき、大半の人は心穏やかでいるのは
難しいと思います。 まして相手に勝ち誇ったような態度をとられたら
嫌みの一つも言ってやりたくなることでしょう。
でも、そういうとき、口先だけでなく心の底から「よかったわね。 お
めでとう」と言える人間になるように努力することです。 これは、なに
も他人のためではありません。 100%自分のためになるからです。
そのことは潜在意識の働きを知ればよくわかります。 マーフィー博
士は「嫉妬はあなたの潜在意識が正しく機能するのを妨害する」と言
っています。
それは潜在意識の持つ「無選択性」に原因があります。 つまり潜在
意識というのは、たとえば「よかったわね」という言葉を何度も使えば、
それが他人に向けたものであっても自分のこととして受け止めるのです。
同じように「だめだわ」「もうおしまいだわ」といった否定的な言葉も、
それが他人に向けられたものであったとしても、自分もその影響を受ける
のです。 だから、いつも肯定的な言葉づかいをすることが大切なのです。
このような潜在意識の働きを知れば「他人の繁栄を祝福する」ことが、
自分を祝福することにつながっていることに気づかれるはずです。
また、他人を祝福してあげれば、他人とよい関係が築けます。 そのこと
からもチャンスが生まれてきます。
では、嫉妬にかられてしまったらどうなるのでしょうか。 嫉妬を感じたとき
の心の状態は決してよいものではありません。
そのよくない感情から出てくる言葉や想念が、つねにあなた自身にささや
きかけるのですから、よい影響は期待できない。 他人も決してよい感情は
抱いてくれませんから、結局、嫉妬心を抱いたほうが一方的に損をすること
になってしまうのです。
嫉妬深い性質を直すには「自信を持つ」ことが一番です。 自信があれば
他人のよい出来事を心から喜んであげられる。 自信のある人がよい結果を
次々出せるのは、嫉妬心から自由でいられるからと言っても過言ではありま
せん。
マーフィー 運がよくなる魔法の練習帳 マーフィー理論研究会 編著