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《「いいこと」が次々起こる幸運な女の練習帳》66.長所″に注目すると欠点はどんどん小さくなる短所には目をつむり、長所のみホメ続けることが輝くための秘訣。「結婚前には両目を大きく開いて見よ、結婚してからは片目を閉じよ」 イギリスの警句家のこの言葉は、愛を長持ちさせる秘訣と言えます。 欠点のほう がよく目につくのは人間の特性です。 だからこそ、欠点にはできるだけ目をつむっ て、長所のほうを見るようにする。 そうすれば、相手が素敵に見えてきます。 私たちも恋をしているときは、相手の長所にばかり目がいきます。 潜在意識の理 論からいって、長所を見つけることは欠点を見つけるよりもはるかに有益なのです。 たとえば、いつもニコニコ明るい笑顔を持っている女性がいたとします。 ところ が、彼女は時間に不正確でいつも遅れてくる。 時間にだらしがないのです。 この 場合、相手の欠点を直そうとするのがよいか、明るい笑顔をほめるのがよいか、 これはかなり重要な問題なのです。 常識的には欠点を直すのが妥当と考えられます。笑顔はよろしい。 けれど約束 を守れないのは、人間として大きな欠点である。 それを直せばもっと素敵な人間 になれる。 だから「約束を守りなさい」と忠告することになります。 ですが、この方法はあまりよいとは言えません。 というのはニコニコ笑顔は約 束を守れないこととつながっている可能性が大きいからです。 彼女の性格にはズ ボラな一面もあるが、それが屈託のない笑顔をつくっている、ということも大いに あり得るのです。 そうだとしたら、約束を守ることに専念させることで、長所を 消してしまう恐れがあるのです。 欠点と長所はほとんど背中合わせと考えられます。 つまり、一つの性質をよく 解釈すると「長所」になり、悪く解釈すると「欠点」になる。 だから欠点ばかり が目につく人は、物事を否定的な視点から見ることが多いのです。 欠点に目をつむるのは妥協ではありません。 相手の持っている長所を伸ばす 一番よい方法なのです。 「最も幸福な人というのは、自分の中にある最善のものをつねに引き出してきて 使う人です」とマーフィー博士は言います。 欠点などというのは、放っておけばよいのです。マーフィー 運がよくなる魔法の練習帳 マーフィー理論研究会 編著 |