アンドリュー・カーネギーといえば、音楽の殿堂「カーネギーホール」を建てた人物と
して有名です。 日雇い労働者から身を起こし、全米一の鉄鋼王にのしあがつたカー
ネギーは、従業員の昇進テストを行うとき一つの基準を設けました。 それはその人
物が、報酬以上の奉仕をしたかどうかということです。 カーネギーは、こう説明し
ています。 「給料は彼が実際にした仕事に対して支払うものだ。 そしてボーナス
はプラスアルファの積極性に対して支払うものだ。 プラスアルファは同僚に対して
素晴らしいお手本になるものだ」
この審査をクリアし、日雇い労働者からユナイテッド・スチール社の社長に任命さ
れたのがチャルーズ・M・シュワッブでした。
サービスをし過ぎても失うものは何もありません。 奉仕した相手から、サービス
に相当する代償を受け取れないこともあるでしょう。
そんなときは、天に貸しをつくつたぐらいに考えるのです。 その代償は、きつと複
利でふくれあがつて返ってくるでしよう。
自己実現を可能にするのです。
他者への奉仕が、個運を招く
天に貸しをつくったぐらいの考えも必要。
マーフィーの言葉
奇跡とは不可能なことを可能にするのではなく、可能であることを確認する作業
です。